2017年3月25日土曜日

シリーズ一覧

シリーズI

TYT-001 [アクセス拒否]
TYT-002 [真九郎のサボり]
TYT-003 [真九郎のサボり]
TYT-004 [真九郎のサボり]
TYT-005 [真九郎のサボり]
TYT-088 水鏡

シリーズJP-I

TYT-028-JP 胸部型決戦兵器(PAD)

TYT-028-JP 胸部型決戦兵器(PAD)




アイテム番号:TYT-028-JP

オブジェクトクラス:Light cruiser

特別収容プロトコル:
TYT-028-JPは、サイト-鎮守府に収容されています。闘争意欲が高いため、放置しておくと「オラオラァ!早くオレに作戦をくれよ!体が鈍っちまうぜ!」と連呼するようになります。連呼が始まると非常にやかましいので定期的に遠征に出すようにしてください。初対面の際には「オレの名は天龍。フフフ、怖いか?」と言ってきますが、その際、決して正直な感想を述べないようにしてください。粗暴な振舞いとは裏腹に、実際はかなり繊細な生き物ですので、適度に怖がって見せる必要があります。

ただし、あまり大げさな対応を取ると、小馬鹿にしていることが見透かされて、後に部屋で一人泣いていることがあります。そのこと自体は問題ありませんが、同室に収容されている高脅威度存在にTYT-028-JPを泣かしたことがバレると、男性局員だった場合はアレがカットオフされかねない事態に陥ることがあります。


説明:
TYT-028-JPは旧型の軽巡洋艦です。旧型ですがデカイです。搭載機を積むことができないため、弾着観測射撃を行うことができませんが、デカイです。そしてデカイことはいいことです。デカイですが旧型なので、一般的な軽巡と比較すると心許無いところがあります。しかしなにしろデカイのと、弾薬コストが低いことから、遠征要員としては非常に優秀な存在であると言えます。改造してしまうと、弾薬コストのメリットが失われてしまいます。また改造したからといってこれ以上デカくなるわけではないので、改造はお勧めしません。

また駆逐艦から不思議と好かれる傾向があり、駆逐艦を引き連れて歩いている姿がよく目撃されています。大口を叩くわりに中身はヘタレのキャラのように扱われることが多いのですが、それは大体あっています。間違っていません。しかし、とはいうものの、旧式艦であるにもかかわらず、一切ひるむことなく深海棲艦に真っ向から立ち向かう姿は、まさに「おっぱいのついたイケメン」と呼ぶに相応しい勇姿です。

しかもデカイ、デカイのです。


補遺1:
TYT-028-JPについては、特にインタビューする必要もなかったのですが、結月博士及び十六夜研究員から、尋問インタビューの要請がありましたので実施しています。以下はその記録です。


インタビューログ 20■■年■月■日

インタビューア:
結月博士
十六夜研究員

場所:
■■■■■鎮守府

《録音開始》

TYT-028-JP:えっ、何でオレ呼び出されたの? そもそもアンタら誰だよ?

十六夜咲夜:[TYT-028-JPの胸元を見て] チッ!

TYT-028-JP:えっ!? いきなり舌打ち!? な、なんなんだよ!

結月博士:TYT-028-JP、単刀直入に聞きます。いいですか?

TYT-028-JP:えっ!? だから一体なんなんだよ!

十六夜咲夜:イヤミか・・・

TYT-028-JP:へっ?

十六夜咲夜:机に、貴様のだらしない乳を載せているのは、我々に対するイヤミなのかと聞いているんだっ!

[激しく机を叩く音]

TYT-028-JP:ひょっ!?

結月博士:落ち着きなさい!十六夜研究員!まだクロと決まったわけではありませんよ。

十六夜咲夜
し、しかしこれは間違いなく……いえ……申し訳ございませんでした。

TYT-028-JP:だからなんなんだよ……。

結月博士:いいですか、一度しか聞きません。ですから、しっかりと答えてください。いいですね。

TYT-028-JP:わ、わかったよ。いいからとっとと終わらせてくれよ。

結月博士:では、お伺いします。TYT-028-JP。あなたのその胸は生乳ですか?

TYT-028-JP:えっ?

十六夜咲夜:そのくっそデカイパイオツが本物かどうか聞いてんだよゴルァァァァ

TYT-028-JP:ひぃぃ! ほほほほんものに決まってるだろぉぉ! いったいなんなんだよ! 

結月博士:では胸部型決戦兵器(PAD)は装着していないと?

TYT-028-JP:なんだよそれ、あんたらが何言ってるのかぜんぜんわかんねーよ!

十六夜咲夜:やっかましいわこのビッチがぁ! ここに詰め物しているのかどうか聞いてんだよっ! オラオラオラオラー

[十六夜研究員がTYT-028-JPに遅いかかり、胸部型決戦兵器の確認を始める。

結月博士:や、やめなさ……

TYT-028-JP:ヒィィィィ

[警備員突入]

《録音終了》


補遺2:
取り押さえられた十六夜研究員が「ほ、本物だった……」と呟くと同時に、結月博士及び十六夜研究員は放心状態に陥り、外部からの声に一切反応を示さなくなりました。TYT-028-JPとの接触によって何らかのミーム的影響が出たものと推測されます。- 魂魄研究員



補遺3:
まったく……天龍がトラウマで遠征に出せなくなっちゃったじゃない。遊んでないで仕事しなさいよ。 - 叢雲博士



補遺4:
あらあら~、死にたい人はどこかしら~。- 高脅威度存在


2017年3月23日木曜日

TYT088 水鏡

特別処置手順

説明

補遺


帝国妖異対策局(TYT)

概要

昨今、巷に溢れるが如く発生する殺人や不可解な疾走事件。マスメディアを通じて世間に周知されるものは、それらのうちのホンの一部でしかない。そして、その多くが実は妖異によってもたらされているものであるということは、一般の帝国臣民には知らされていないというのが実状である。古来より、幽霊・妖怪あるいはUFOといった超常現象的な存在については、人々の間で噂として伝承され続けてきた。その多くがまともに論ずるに値しないものであることは確かだが、そうした言説が発生した何らかの事象や心理的要因が存在することもまた確かなことではあるに違いない。明治44年以降、急増した一覧の殺人や疾走事件の調査を続けて行くにおいて、帝国防衛省はついに妖異の存在を認知するに至ったのである。

 妖異とは、実際に確認された超常現象の中で、特に帝国及び臣民に対して敵対若しくは害をなす存在を指す。現在、こうした妖異に対応するため各省庁において進められている。そうした中、帝国臣民の安寧を守り、妖異に関する情報の収集と研究を行うための組織として、帝国妖異対策局が設置された。現在、局長以下3名のみで構成された小規模な組織となっているが、局が有事の判断を下した場合には、国防軍の一個師団を即時要請することができる権限が与えられている。

 帝国妖異対策局はその頭文字をとって帝国組織コードTYKが割り当てられている。同局局長は、組織の基本姿勢をそれぞれの頭文字に割り当てている。  

T 倒す!
Y 殺る!
T たまーに捕らえる

構成

現在、帝国妖異対策局の構成員は次の通りである。

統括責任者
 帝国妖異対策局局長 

局員
・不破寺真九郎
・TN80000(Hachi)



 



2017年3月1日水曜日

受付

帝国妖異対策局では、古今東西様々な妖異・怪奇によるお話を紹介していきます。

本ブログで掲載しているお話は、特に断りのない限りクリエイティブコモンズ(CC BY 3.0)でご利用いただくことができます。

帝国妖異譚についてのメタ案内

馬の妖異「ギバ」《帝国妖異譚》/ パノラマ版

帝国妖異譚についてのメタ案内

 管理人はテキストに記述したセリフや地文を動画やゲームに変換するツールHachi++を開発しています。テストを含めて数多くの動画を作成しているのですが、そうしているとやがて困ってくるのが「ネタ」ということになります。青空文庫やプロジェクト杉田玄白、Wikipedia、SSなど、転載可能なものを利用させていただいているのですが、どうもお堅い内容のものが多かったり、クリエイティブコモンズの継承条件で頭をひねったり、転載可となっているのにも関わらず利用し辛かったりと、いろいろと壁にぶつかることが多かったりします。

 結局、「お話」を自由に利用するためには、自分で創作していくしかないというところに落ち着き、帝国妖異譚を立ち上げることにしました。本ブログで掲載している記事は、特に断りのない限りクリエイティブコモンズ(CC BY 3.0)でご利用いただくことができます。私と同じようにネタ探しで困っている方々のお役に立てれば幸いです。

 帝国妖異譚の物語の中には、元ネタが存在するものも多くあります。それらは著作権保護期間が終了したものであり、そうしたお話の中から妄想を広げ、あるいは時代や背景などを置き換えたり、あるいは全く別のストーリーに展開したりしています。

 当初は、各記事毎にそれらの出典を記載していましたが、一般の読者にとっては興ざめにしかならない可能性が高いということもあり、現在では記載していません。ただ、そうしたものを読み込んでいると、資料としての価値が高そうなものも多く、創作者や研究者の人々に役立つかもしれないこともあり、やはり出典をどこかで記載しておきたいと考えました。というわけで、このページにて元ネタがあるものについては、出典を記載していくことにします。
 
 素晴らしい作品を後世に残してくださった先人に、百万の感謝を!

平成29年3月1日
sokyun@hachistudio

ギバ
元ネタ:民俗怪異篇 礒清 著 昭和2


帝国妖異譚「ギバ」

 

 妖異というものは人に害をなすばかりでなく、なかには馬を取り殺す妖異も存在している。頽馬や提馬風、地方によってその呼び名は異なるらしいが、尾張美嚢あたりでは「ギバ」と呼ばれているらしい。この妖異は馬の鼻から入り、そのまま尻から抜け出して、馬を即しさせてしまうと言われている。

 その姿は、伝承によってまちまちであるが大きく二つに分けられる。ひとつは、砂埃のようなものが旋風と共に馬の鼻先に現れる場合と、突然何もない空中から虹色の細い糸のような光が馬の口に流れ込んでいくように現れる場合である。いずれにせよ、この妖異が現れると、馬は悲鳴をあげて棒立ちになり、まもなく苦痛の中に息絶えてしまうようだ。そして馬が斃れると、砂埃や光はすぐに跡形もなく消え去ってしまう。 

 虹色の光の中から妖異が現れる場合の話のひとつに、玉虫色の小さな馬に乗った、金の冠をつけた姫神のようなものが、光と共にひらひらと馬の鼻先に落ちてくるというものあった。次の瞬間には、馬はたちまち悲鳴をあげて暴れ狂う。妖神は、小さな馬の前脚を被害の馬の口に当て、後ろ脚で馬面を踏みつける。踏みつけられる度に馬は、苦しみながら右にくるくると回り、そのまま斃れてしまう。妖神はそれを見届けるとニッコリと笑って、小さな馬と共に姿を消してしまうそうだ。

 この妖異によって斃れた馬の死骸はいずれも、尻の穴が内から外の方へ、太い棒で突き出したようになって開き脱しているのだが、これはギバが鼻から入って尻から抜けるというのと思い合わされると納得のいく話である。

 ギバに襲われる馬については、地方によっても違いがある。美濃においては白馬に限られており、栗毛や鹿毛の馬が襲われることはない。しかし、遠州に行くと話がまったく逆になっており、この場合、白馬は無難で、栗毛や鹿毛が呪われると言われている。

 また時期というのもあるようで、年中通して襲われるというわけではない。これも地方によって様々で、濃州や遠州辺りでは四月から七月にかけて現れると言われている。また晴れ渡った日には出てこないとか、馬を南向きにつなぐとギバの難があるとか、地方によっていろいろと言い伝えられている。

明治四十四年 弥生
柳野町雄


TYT 001-009

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